ピエール マルコリーニについて

About Pierre Marcolini



1964年ベルギー生まれ。数々の名店で修業を重ねた後、ショコラティエとして独立。
長年の功績が認められ、2015年ベルギー王室御用達を拝命。
ベルギーを代表するショコラティエ。

「ピエール マルコリーニ」の最大の特徴はカカオへのこだわりです。
20年以上にわたり、自らの手でカカオ豆からチョコレートをつくることに情熱を注いできました。
最高品質のチョコレートをつくるため、毎年、希少なカカオを求め、世界中を旅しています。

前向きで情熱的、職人気質の「ピエール マルコリーニ」にとって、チョコレートづくりは喜びと発見、創造力を掻き立てるものです。そして、それを共有することが自分の使命であると考えています。

チョコレートを通じて人々に幸せを運び、同時にカカオ農園の人たちの想いを届けたいという情熱は「Bean to Home®」という言葉に表現されています。そこには、チョコレートを味わいながら、カカオ農園の人たちやカカオがたどってきた軌跡に思いを馳せて欲しいという願いが込められています。

自らの喜びと発見をチョコレートに表現して、感動を分かち合いたいという強い想いを胸に、チョコレートづくりに取り組んでいます。

若くしてショコラティエになることを決意

「ピエール マルコリーニ」は子供の頃から、純粋に食べ物が好きでした。
14歳の頃、母親が作ってくれたチョコレートの味が忘れられず、チョコレートに没頭。 ショコラティエを志しました。
そして研鑽を重ね、31歳の時、リヨンで開催されたクープ・デュ・モンド(パティスリー世界大会)に出場しチームを優勝に導きました。
情熱あふれる「ピエール マルコリーニ」は、「斬新な」「時代の先を行く」「先駆的な」「革新的な」ショコラティエと称賛を浴びるようになりました。
40以上の賞を受賞し、 「ピエール マルコリーニ」の美味しさの探究は、次のステージへと向かいます。

最高のカカオを求める旅の始まり- 「Bean to Bar」の先駆者

30代の頃、ショコラティエの役割自体を根本から変えようと決意した「ピエール マルコリーニ」は、美味しさと品質を追求するため、カカオ豆の選定からチョコレートの製造までの全ての過程を自ら手掛けようと考え、上質なカカオを探す旅を始めました。
カカオ豆の良し悪しは気候や土壌、栽培方法、さらには生産年によって大きく異なるため、自らカカオ農園を訪問し、生産地の環境すべてを自分の目で確かめる必要がありました。
こうして、自らカカオ農園まで足を 運び、生産者に会い、カカオの選別を行い、直接カカオ農園との契約を取り付けているのです。

また、 「ピエール マルコリーニ」は、カカオ農園と生産地を擁護するために、公正な価格を支払うことを信条としています。
最高品質のカカオ豆のみを厳選し、サステナビリティを尊重し、倫理観を持ったチョコレートづくりを目指しています。

カカオを追い求め世界中を駆け巡る「ピエール マルコリーニ」。
その上質なカカオを探究する旅は、果てしなく続きます。

「ピエール マルコリーニ」のクーベルチュール

「ピエール マルコリーニ」によると、カカオの品質を見極めるためのファクターは、土地が60%、熟成が20%、焙煎が20%。

世界各国の農園から厳選されたカカオ豆は、ブリュッセルのアトリエに大切に運ばれます。そこで、「ピエール マルコリーニ」独自の理論のもと、10以上の工程を経て、その想いが凝縮されたクーベルチュールへと形を変えます。
仮に同じ素材を使ったとしても、同じクーベルチュールは誰にも作れないと「ピエール マルコリーニ」は言います。なぜなら、「アトリエは人間性そのものである。私の人間性は私にしか存在しないのだから…」

こうして「ピエール マルコリーニ」の理想とする、香りと味わいのチョコレートが生み出されるのです。

新たな創造力

2018年、創業以来使用していたカカオポッドのロゴマークを一新。
羅針盤とイニシャルをデザインしたロゴマークが「世界を旅するショコラティエ - ピエール マルコリーニ」の新たなシンボルとなりました。
モダンで洗練された新しいロゴマークのもと、五感を刺激し、感動を与えるチョコレートを作りたいという情熱を持って、カカオへのこだわりと創造力をさらに進化させています。

2020年10月、ミラノで開催されたWORLD PASTRY STARS 2020で、「ピエール マルコリーニ」は世界最優秀パティシエ - Best Pastry Chef in the world を受賞しました。
25年以上にわたり培ってきたその革新的な創造力は高く評価されています。

ピエール マルコリーニの軌跡

1995年クープ・デュ・モンド(パティスリー世界大会)で優勝し、ベルギーのクラーイネムに最初のアトリエを開設
1997年ブリュッセルのグラン・サブロン広場に最初のブティックをオープン
1999年アトリエを拡張し、ブリュッセル郊外のハーレンに移転
2001年「Bean to Bar」の先駆者として、美味しさと品質を追求するため、カカオ豆からチョコレートを生産することを決意
同年、東京に初のブティックをオープン(ピエール マルコリーニ銀座本店)
2003年パリのセーヌ通りに最初のパリブティックをオープン
2004年ブリュッセルに旗艦店グラン・サブロン・ストアをオープン
2009年ピエール マルコリーニ自身が全製造プロセス(カカオ豆からチョコレートまで)を管理開始
2015年ロンドンのメリルボーン・ハイストリート37番地に最初のブティックをオープン
ピエール マルコリーニの名前が「プティ・ラルース・ディクショナリー」2016年版に掲載される
ピエール マルコリーニのメゾンがベルギー王室御用達を拝命
2016年上海のK11超高層ビルに中国で最初のショップをオープン
2019年ドバイのドバイモールに最初のブティックをオープン
2020年WORLD PASTRY STARS 2020で 世界最優秀パティシエ - Best Pastry Chef in the worldを受賞